京都西山の小塩山に自生するカタクリと京都府天然記念物のギフチョウの保護活動を中心に、西山の自然を守りたいと願うボランティア団体です


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活動報告 2022年度2023年度


鹿・イノシシ等の獣害対策


近年、鹿やイノシシ等の動物による農林業被害が社会問題になっています。野山に自生する貴重な植物も食べられて、
絶滅の危機に瀕している品種も出てきています。小塩山では2007年にカタクリがかなり食べられて減ってきました。
2008年から5年間で延べ1520mの防獣ネットを張りました。このネットによってカタクリが復活して、満開時は多くの
見学者を楽しませてくれました。最近は
イノシシという強力な侵入者が出てきました。ネットを破ったり、ネット下から穴を
掘って侵入してカタクリやウバユリ等を掘り起こして球根・鱗茎を食べる暴挙が発生しました。掘り起こされた斜面にゲリ
ラ豪雨と言われる集中豪雨によって斜面の表土流されて、翌年のカタクリはほとんど咲かない場所も出て来るような2次
被害が起こりました。そこでイノシシ対策チームを発足して、月1回、活動期は2回のネットの周囲を巡回点検し、侵入箇所
には金属の防止柵を設置し、尚且つ動物の行動記録の為に監視カメラを侵入箇所に設置しました。このカメラに偶然ツキ
ノワグマが写っていたり、キツネ、タヌキ、テン、イタチ、野ネズミ、ハクビシン、ヤマドリ、コウモリ等の野生動物を確認した。
今後もイノシシの侵入阻止活動は継続していきます。費用は皆様の会費とご寄付に頼っています。この活動にご賛同いた
だきご協力よろしくお願い申し上げます。


2022年度「平和堂の夏原グラント」様からイノシシ対策に助成金が認定されました。6月からのイノシシの本格活動期に、
行動監視、忌避剤設置、侵入防止柵設置、ネットの補修等に有効に使わせていただいています。ありがとうございます。


  

イノシシの侵入跡                           イノシシが掘り起こした後、集中豪雨で表土が流される

  

侵入口を鉄柵(モグレーヌ)を使用して塞ぐ 

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最近の動物の動画 (24.01.14
にデーター確認

   



熊の動画①  (2020年7月10日19時07分 小塩山:炭の谷入口付近にて撮影)

   

熊の動画②  (2022年5月21日04時13分 小塩山:炭の谷西側付近にて撮影)

    
  


kuma200710.pdf へのリンク


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連絡先: nishiyamanet@gmail.com